守護霊

「矢口さん、美貴すっっっごいすっっごいすっっごい最近気になってることが有るんですよ。」
「なんだよ、言ってみな。」
「あの、もうこれさえあれば今の美貴はとってもスッキリするって言うくらい気になっていることがあるんですよ。」
「だから言ってみろって。」
「最近、ちょっとテレビを見ていると、あのお、霊関係のお話のテレビを良く見るんですよ。すごいねえ。私の守護霊は誰?っていうのがすっごい気になって(笑)。すっごい知りたいんですよ!」
「すっごい、もう、本当に知りたいの。誰かいないですかね?見れる人がね。」
「なんかねえ、まあ、守護霊が付いている人と付いてない人っているらしいんですけど。ついているんであれば、誰に守られているのか。」
「なんか、むかしのお侍さんとかさ。あの、ひいおばあちゃんとかって言う人もいるし。」
「すっごい!気になるんですよ。それが。」
「わかったところでどうしようって感じなんですけども(笑)。気になるんですよ。」
「ちょっとねえ…。ちょっと、観てくれる人がいるところが有れば教えて欲しいなと思って。」
「何かと思ったら そんなことか」
「なーんでですかー!美貴、すっごい、すっごい、ほんとすっごい気になってるんですよー。」
ミキティの守護霊だったらオイラ見えるぞ。」
「えっ!ほんとですかー!」
「オイラだけじゃなくて、娘。メンバー全員見えてるぞ。」
「ええーっ!」
かおりんだって、辻ちゃんだって。いまさら何言ってんだ?」
「なあ、加護ちゃん。」
「そうだよ美貴ちゃん。」
「え?え?えーーーー?」
「ほら、今だって。」
「え?」
「お前の後ろで笑ってるぞ。」
「えーーー?」
 
 
 
 
 
「にゃははははーー。」